屋外 or 屋内の京都前撮り、衣装の見え方の違い|京都好日
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屋外 or 屋内の京都前撮り、衣装の見え方の違い

こんにちは。垣内です。
パリオリンピックもあと1週間ほどですね~。
僕は中学がバスケ部(超スラムダンク世代でして・・)、高校は合気道部だったので、バスケと柔道などの武道はいつも見てしまいます☆
間もなく「暑中お見舞い申し上げます」から「残暑お見舞い申し上げます」に変わる時期となりますが、夏も本気出してます。
撮影を控えられてる方は、身体元気を第一にしっかり夏を乗り切っていきましょう~~!!。
ここ最近のような暑い時期はもちろん、めちゃくちゃ寒い時期、ちょうどいい気候の時期など一年中ロケーション撮影をしてますが、屋外と室内での撮影で衣裳の雰囲気が違うと感じたことはありませんか?
今日は屋外と室内でどのような衣裳の見え方の違い、できることできないことなどをお話してみたいと思います。
目次
屋外の前撮りでは、衣裳を汚さず歩きやすいように

白無垢や色打掛などの和装写真を見ていると、屋外で撮影している写真は、衣裳ギャラリーで見るような雰囲気と着付けの感じが違うように思ったことありませんか?

これが着物本来の姿となるのですが、このまま外を歩こうものなら着物の裾を自身の手で持って歩かないといけないんです。
そんな長いお衣裳を着て外で撮影するには、歩きやすいように着物を施す必要がありまして。
そのやり方には2種類あります。
屋外の和装前撮り「着物を手に持って歩く」

ひとつは、右手で着物の端を持って、体に引き寄せて歩くという「褄(つま)をとる」という所作。
左手は裾を持った手元に添えるだけで凛とした佇まいの立ち姿になりますし、新郎さんの手に添えればエスコートしてもらいながら歩くこともできます。
ただ、この状態は色打掛や白無垢だけの打掛だけを持つ場合もあれば、中に着ている掛下と言われる着物も一緒に持つことも多いです。
その2枚だけでも相当な重さとなるので、数分で手の甲がつりそう・・
ロケーション撮影ではワンカット撮る時だけの着物のあしらい方のひとつくらいになるかもしれませんね。。
紐で打掛と掛下の裾を上げて留める方法

もうひとつは、屋外の撮影での基本的なお着付けスタイルとなる
「おからげ」の状態。
白無垢の時は白色、色打掛の時は金色のお草履が見えて、歩きやすい長さまで着物を上げた状態で専用の紐で留めます。


これによって新婦さんの両手が空くので、新郎さんと手を繋いだり、番傘を持ったり、両手でアイテムなどを持ったりと、上半身の自由さが広がります。
屋外の前撮り「足の所作を綺麗に表現」

両手の自由が利く半面、足元の所作がおざなりとなると印象が悪くなってしまうことも。
全部が全部足を揃えていればいいというわけでもなく。。
カメラアングルから見て、どのように足元を整えたらいいか都度指示をしてますのでご安心くださいね。
とりあえず・・たくましく両足が開いた状態にならないことだけ常に意識しておいてください(笑)
屋外の前撮りで移動しにくい所も歩いて撮れます!

ロケ地「白川」で代表的な名所でもある「一本橋(行者橋)」
この上で着物を持ったまま歩くのはなかなか大変・・というか怖い!!
おからげの状態でしたら、撮影ポジションまでの移動もしやすいですし、番傘を持って歩いたりもできたりします。
京都前撮り「足元を見せることで成立するポーズ」

撮影では色々新郎新婦さんからリクエストカットをいただくこともあるんですが、裾を下ろしている状態(和室や回廊など)では、絵にならないと思っているポーズや写真があります。
歩いている所も足元や草履が見えるからこそ!
廊下などで、着物の裾を下ろした「お引きずり」の状態で歩いてくるポーズも撮れなくはないですが、これは前からのカットのみ。
しかも、足元の着物の状態は歩き方に左右されるので、流れの中で撮るにはなかなか非効率・・
足元を移さず歩きやすいように歩いてもらって、上半身だけで撮る場合が多いかもしれません。
後ろ姿は・・動画でないので動いてもらう必要はないですよね・・

振り返りの写真も足を揃えて振り返ればかわいい感じに、
少し左足のかかとが浮いたくらいの振り返りだと凛とした雰囲気になります。

こういう写真も足元が見えることでかわいらしさや落ち着いた雰囲気が出るものと思っています。

余談ですが、もし室内に入った後で裾も下ろしてしまってたわ・・
そんな時は、新婦さんには座っていただき新郎さんヴァージョンで撮り方を変えてみたりします☆
屋外の京都前撮り「全力で跳べ!ジャンプ写真!」

裾を下ろしてたら撮れない写真の代表的なもののひとつが「ジャンプ」
室内に入って着物の裾を下ろしてから「やっぱりジャンプしたい」となっても、お時間の関係で難しいことがありますので、ご希望の場合は早い段階でカメラマンにお知らせください(撮影ルートや場所の問題もありますので)。
屋外の京都前撮り「悪天候で足元が不安定な時」


屋外で裾を下ろせない時でどうしようもない事情が、天候。
雪や雨で地面が濡れている状態では、着物が汚れてしまいますので、リクエストで伺っていてもお応えはできませんので予めご了承ください。
毛氈を敷けば屋外でも撮れちゃう裾下ろしショット

基本的に屋外ではおからげの状態での撮影となりますが、毛氈と言われる赤い絨毯の上であれば裾を下ろした写真や正座写真も可能です。
ただし、前日の雨などで地面が濡れている場合は、毛氈を使用していても撮影は不可となる場合もあります。
屋外の前撮り:毛氈の使用が不可のロケ地

それは、祇園です!!
祇園では、毛氈を敷いての撮影が不可であるのと、着物の裾を下ろすことができませんので、撮影やお衣裳のお着替えをすることができません。
裾を下ろしたカットをご希望の場合は、他のロケーションをお選びいただくか、和装ロケ2ヵ所プランをお選び頂き、撮影可能なロケ地を追加でお選びください。
お草履と足元ショット

石畳の上などで且つ乾いている場所に限り(これが重要)、着物や色掛下の裾を下ろして足元のみショットを撮ることはできます。
※祇園は撮影不可
これも撮影スケジュールやできる場所できない場所がありますので、必ず早めにカメラマンにお伝えください。
屋内での前撮りは裾を下ろして

屋内での着物を下ろして撮る写真のイメージは、まずこれが出てくるんじゃないでしょうか。「正座ポーズ」や「お辞儀ポーズ」

和室や回廊など、お草履を脱いでお着物の汚れの心配がない所では、おからげ紐をほどいて着物の裾を下ろします。
これに関しては、逆におからげの状態で正座をしようとすると・・
ちょうど足首の所に着物のふきと呼ばれる綿の入った部分が来るので、足首がか持ち上げられてえらく前のめりの状態になってしまいます。
ですので、正座は裾を下ろした状態で行います。
正座の前撮り写真いろいろ

縁側でおふたりで正座。
室内風景をふんだんに取り込んでみたり。

ソロショットを正面から撮ったり、横から撮ってみたり。

向かい合わせでお辞儀しあうポーズだったり。

お辞儀しあう手元を撮ってみたり。
裾を下ろして立ちポーズ

せっかく着物の裾を下ろしているんだから、全身の写真はしっかり残しておきたいところ!



正面から撮るのはもちろん後ろ姿、ソロショットなどなど。
お打ち合わせの場でも詳しくご説明いたします!
いかがでしたか?
とはいえ、どこでどんな写真を撮りたいか、などなかなかイメージしにくいこともあると思います。
京都好日では実際にご来店頂いてお話させて頂いたり、ZOOMを使ったオンライン上でのお話の場で、詳しくご説明もさせていただきますので、ご予約の有無に関わらずご活用くださいませ!
他にもあります!フォトギャラリー
屋内や屋外で撮影できるお写真は、他にも色々ありますのでご参考になさってくださいね。












京都和装前撮りフォトプラン
【1月・2月・7月・8月】平日
和装ロケ1ヶ所プラン 99,000円(税込)
※土日祝はプラス33,000円
【6月・9月】平日
和装ロケ1ヶ所プラン 110,000円(税込)
※土日祝はプラス33,000円
【3月~5月・10月~12月】平日
和装ロケ1ヶ所プラン 126,500円(税込)
※土日祝はプラス33,000円
京都和装前撮りの詳しいプラン内容はこちら
和装前撮りプラン料金に含まれるもの
・ご新郎ご新婦様 各衣装1点
・美容着付(メイク・ヘアセットは新婦様のみ)
・髪飾り
・撮影料(最低200カット以上お渡し・上限なし)
・美容師ロケ同行
・移動費
※オプション
ご新郎様ヘアセット 3,300円
ご新婦様衣装1点追加 22,000円
撮影ご予約前でも無料でお衣装のご試着を承っております!
撮影ご予約の際はもちろんお衣装のお取り置き可能です。
ご来店の前にオンラインでのご相談も承っております!
ご来店・オンラインともに下記リンクのカレンダーからご予約いただけますので、ぜひご利用下さいませ。