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結婚式ソングBGM選びで著作権違反を回避!失敗しない選曲方法とおすすめ楽曲

更新日:2025年05月28日
カテゴリー: 前撮り

結婚式のBGM選び、著作権って心配ですよね?この記事では、JASRACへの手続きが必要な場合や、著作権フリー音源のメリット・デメリット、さらには選曲方法やおすすめ楽曲まで、BGM選びに関する疑問を全て解決します!この記事を読めば、著作権違反を気にせず、思い出に残るBGMで最高の結婚式を演出できるようになります。定番のクラシックから人気のJ-POP、おしゃれな洋楽まで、シーン別のおすすめ楽曲も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1. 結婚式BGMで著作権問題ってどういうこと?

結婚式という特別な日には、思い出を彩る素敵なBGMが欠かせません。しかし、好きな曲を自由に使うとなると、著作権の問題が発生します。実は、市販のCDやダウンロード購入した楽曲を結婚式で流す場合、無断で使用すると著作権侵害にあたる可能性があるのです。

著作権とは、創作物を保護する権利のこと。音楽の場合、作詞家や作曲家、演奏家など、楽曲に関わった人々がこの権利を保有しています。大きく分けて「著作権」と「著作隣接権」の2種類があり、結婚式BGMで問題となるのは主に以下の権利です。

権利の種類権利の内容結婚式BGMにおける例
演奏権公衆に楽曲を演奏する権利会場でCDや音楽ファイルを再生する、楽器の生演奏をする
複製権楽曲を複製する権利CDをコピーする、音楽ファイルを複製する
送信可能化権公衆が自由に楽曲にアクセスできるようにする権利インターネット経由で楽曲をストリーミング配信する

これらの権利を持つ著作権者から許諾を得ずに楽曲を使用すると、著作権侵害となり、損害賠償請求を受ける可能性があります。そのため、結婚式でBGMを使用する際には、適切な手続きを踏むことが重要です。

具体的には、JASRAC(日本音楽著作権協会)などの著作権管理団体に利用申請を行い、使用料を支払う必要があります。JASRACは多くの楽曲の著作権を管理しており、結婚式で使用する楽曲がJASRAC管理楽曲である場合は、JASRACへの手続きが必要です。また、著作権フリー音源を利用する場合でも、利用規約をよく確認することが大切です。

著作権について正しく理解し、適切な対応をすることで、安心して素敵な結婚式を迎えましょう。

2. 著作権フリー音源を選ぶメリット・デメリット

結婚式で使用するBGMに著作権フリー音源を選ぶことには、メリットとデメリットの両方があります。それぞれを理解した上で、自分たちの結婚式に最適な選択をしましょう。

2.1 メリット

著作権フリー音源のメリットは以下の通りです。

2.1.1 費用を抑えられる

著作権フリー音源は、JASRACなどの著作権管理団体への利用料の支払いが不要な場合がほとんどです。そのため、BGMにかかる費用を抑えることができます。これは、結婚式の費用全体を節約したいカップルにとって大きなメリットと言えるでしょう。

2.1.2 手続きが簡単

JASRACに登録されている楽曲を使用する場合、演奏権や複製権の手続きが必要になりますが、著作権フリー音源であれば、これらの手続きが不要な場合が多いです。手続きの手間を省き、結婚式の準備に集中することができます。

2.2 デメリット

著作権フリー音源のデメリットは以下の通りです。

2.2.1 オリジナリティに欠ける場合がある

著作権フリー音源は、多くの結婚式で使用されているため、他の結婚式とBGMが被ってしまう可能性があります。オリジナリティを重視するカップルにとっては、デメリットとなる場合もあるでしょう。また、著作権フリー音源の中には、クオリティが低いものも存在するため、注意が必要です。

2.2.2 好みの楽曲が見つからない可能性もある

著作権フリー音源は、JASRACに登録されている楽曲と比べて数が限られています。そのため、自分の好みの楽曲が見つからない可能性があります。特に、最新のヒット曲や特定のアーティストの楽曲を使用したい場合は、著作権フリー音源では難しいでしょう。

項目メリットデメリット
費用抑えられる
手続き簡単
オリジナリティ欠ける場合がある
楽曲の選択肢好みの楽曲が見つからない可能性がある

上記を踏まえ、メリット・デメリットを比較検討し、自分たちの結婚式に合った音源を選びましょう。

3. JASRACなどの著作権管理団体について知ろう

結婚式で使用するBGMにも著作権が存在します。無断で使用すると著作権侵害になってしまう可能性があります。JASRACをはじめとする著作権管理団体について理解を深め、適切な手続きを行いましょう。

3.1 JASRACとは?

JASRAC(日本音楽著作権協会)は、作曲家や作詞家など著作権者から著作権の管理を委託され、利用者からの使用料を著作権者に分配する役割を担っています。JASRACが管理している楽曲を結婚式で使用する場合、JASRACへの利用申請と使用料の支払いが必要です。多くの楽曲がJASRACの管理下にあるため、BGMを選ぶ際にはJASRACのデータベースで確認することが重要です。

3.2 JASRAC以外の著作権管理団体

JASRAC以外にも、様々な著作権管理団体が存在します。代表的なものを以下にまとめました。

団体名主な管理楽曲
NexTone(ネクストーン)J-POP、アニメソング、ゲーム音楽など
イーライセンス邦楽、洋楽、クラシックなど
日本レコード協会レコード製作者の権利を管理

これらの団体が管理する楽曲を使用する場合は、それぞれの団体に利用申請を行い、使用料を支払う必要があります。JASRAC以外の団体が管理している楽曲も多数存在するため、BGMを選ぶ際は、どの団体が管理しているかを確認することが重要です。また、JASRACとNexToneが包括契約を結んでいる式場も多いので、事前に式場に確認しておきましょう。

3.3 著作権管理団体に連絡せずに楽曲を使用した場合のリスク

著作権管理団体に連絡せずに楽曲を使用した場合、著作権侵害となり、損害賠償請求や刑事罰の対象となる可能性があります。結婚式という晴れの舞台でトラブルに巻き込まれないためにも、著作権について正しく理解し、適切な対応をすることが重要です。無断で使用した場合、高額な請求を受ける可能性もあるため、必ず事前に手続きを行いましょう。

3.4 管理楽曲データベースの確認方法

JASRACやNexToneなどの著作権管理団体は、ウェブサイトで管理楽曲データベースを公開しています。BGMとして使用したい楽曲がどの団体で管理されているかを検索することができます。楽曲名やアーティスト名で検索できるため、BGMを選ぶ際に活用しましょう。データベースで検索しても見つからない場合は、それぞれの団体に直接問い合わせることも可能です。

4. 結婚式ソングBGM選びで著作権違反にならないための選曲方法

結婚式で使用するBGMは、著作権法によって保護されています。そのため、無断で使用すると著作権侵害となり、高額な請求を受ける可能性があります。そこで、ここでは著作権違反にならないためのBGM選曲方法を解説します。大きく分けて、JASRAC管理楽曲を利用する場合と、著作権フリー音源を利用する場合、自作・友人作成の楽曲を利用する場合の3つのパターンがあります。

4.1 JASRACに登録されている楽曲を使用する場合

JASRAC(日本音楽著作権協会)は、多くの楽曲の著作権を管理している団体です。JASRACに登録されている楽曲を結婚式で使用する場合、必ず事前に手続きを行い、使用料を支払う必要があります

4.1.1 演奏権・複製権の手続き方法

JASRAC管理楽曲を使用する場合、「演奏権」と「複製権」の2つの権利について手続きが必要です。

権利内容手続き先
演奏権楽曲を演奏する権利JASRAC
複製権楽曲を複製(録音・録画)する権利一般社団法人日本レコード協会
(レコ協)など、各レコード会社

演奏権はJASRACへ、複製権はレコード会社などへ申請します。複製権については、CDから曲をコピーしてBGMとして使用する場合などに必要になります。式場でCDを持ち込み再生する場合もこれに該当します。式場によっては、これらの手続きを代行してくれる場合もありますので、事前に確認しましょう

4.1.2 利用料の相場

JASRACへの演奏権使用料は、会場の収容人数や使用楽曲数などによって変動します。一般的に、結婚式でJASRAC管理楽曲を使用する場合、数千円から数万円程度の費用がかかるとされています。複製権については、使用形態によって異なります。個別にレコード会社などに確認が必要です。

4.2 著作権フリー音源を使用する場合

著作権フリー音源は、著作権の手続きや使用料の支払いが不要、または簡易な手続きで利用できる音源です。費用を抑えたい場合や、手続きを簡略化したい場合に適しています。

4.2.1 入手方法

著作権フリー音源は、以下の方法で入手できます。

  • 著作権フリー音源サイト
  • 音楽制作ソフトに付属の音源
  • フリーBGM配布サイト

4.2.2 利用規約の確認

著作権フリー音源は、無料であっても利用規約が設定されている場合が多いです。例えば、商用利用の禁止や、クレジット表記の義務などがあります。ダウンロード前に必ず利用規約を確認し、遵守するようにしましょう

4.3 自作の楽曲や友人に依頼する場合

自作の楽曲や、友人に依頼して作成してもらった楽曲を使用する場合、著作権は作曲者・作詞者に帰属します。自作の楽曲を使用する場合でも、式場で複製(録音・録画)する場合には、複製権が発生する可能性がありますので、注意が必要です。友人に依頼する場合は、著作権に関する取り決めを事前に明確にしておくことが重要です。

5. 著作権をクリアした結婚式BGMおすすめ人気ランキング

著作権に関して問題なく使用できるBGMの中から、定番のクラシック、人気のJ-POP、人気の洋楽をシーン別にご紹介します。個々の楽曲の利用条件は都度ご確認ください

5.1 定番のクラシック

曲名作曲家おすすめシーン備考
カノンパッヘルベル挙式(入場、退場)、披露宴(ケーキ入刀、乾杯)荘厳で落ち着いた雰囲気を演出
結婚行進曲メンデルスゾーン挙式(入場)華やかで明るい雰囲気を演出
アヴェ・マリアシューベルト挙式(入場、退場)、披露宴(乾杯)神聖で厳かな雰囲気を演出
G線上のアリアバッハ披露宴(歓談中、送賓)優雅で上品な雰囲気を演出

5.2 人気のJ-POP

曲名アーティストおすすめシーン備考
中島みゆき披露宴(新郎新婦入場、手紙朗読、送賓)感動的な歌詞とメロディーが人気
未来予想図ⅡDREAMS COME TRUE披露宴(ケーキ入刀、新郎新婦退場)幸せな未来を描いた歌詞が人気
奏(かなで)スキマスイッチ披露宴(歓談中、送賓)温かい雰囲気を演出
3月9日レミオロメン披露宴(送賓、エンドロール)卒業ソングとしても人気だが、感謝の気持ちを伝えるシーンにも最適

5.3 人気の洋楽

曲名アーティストおすすめシーン備考
Can’t Help Falling In LoveElvis Presley挙式(退場)、披露宴(ケーキ入刀、新郎新婦退場)ロマンチックな雰囲気を演出
Something Just Like ThisThe Chainsmokers & Coldplay披露宴(入場、乾杯)アップテンポで明るい雰囲気を演出
Marry YouBruno Mars挙式(入場)、披露宴(新郎新婦入場)結婚をテーマにした歌詞が人気
A Thousand YearsChristina Perri挙式(退場)、披露宴(ケーキ入刀、新郎新婦退場)壮大なバラードで感動的な雰囲気を演出

上記はJASRAC登録楽曲、または著作権フリーではない楽曲も含まれています。必ず利用条件を確認し、必要な手続きを行ってください。 また、自作の楽曲や友人に依頼した楽曲を使用する場合は、著作権に関するトラブルを避けるためにも、事前に利用範囲や許諾についてしっかりと確認しておくことが重要です。

6. シーン別おすすめBGM

結婚式・披露宴のシーンに合わせたBGM選びの参考として、定番曲から最新の人気曲まで幅広くご紹介します。

6.1 挙式

6.1.1 入場

厳かな雰囲気の中、これから始まる結婚式の期待感を高めるBGMを選びましょう。

曲名アーティスト雰囲気
結婚行進曲ワーグナー定番の荘厳な雰囲気
アヴェ・マリアシューベルト神聖で美しい雰囲気
花嫁人形滝廉太郎和装婚におすすめの厳かな雰囲気

6.1.2 退場

挙式を終え、晴れて夫婦となった喜びを表現する華やかなBGMを選びましょう。

曲名アーティスト雰囲気
結婚行進曲メンデルスゾーン定番の明るい雰囲気
威風堂々エルガー華やかで力強い雰囲気
星に願いをリー・ハーライン、ネッド・ワシントンロマンチックな雰囲気

6.2 披露宴

6.2.1 ケーキ入刀

幸せいっぱいのケーキ入刀シーンを盛り上げる、明るく楽しいBGMを選びましょう。

曲名アーティスト雰囲気
SugarMaroon 5甘くロマンチックな雰囲気
ハッピーサマーウェディングモーニング娘。明るく楽しい雰囲気
小さな恋のうたMONGOL800爽やかで明るい雰囲気

6.2.2 乾杯

祝福ムードを高める、華やかで上品なBGMを選びましょう。

曲名アーティスト雰囲気
乾杯長渕剛定番の感動的な雰囲気
CelebrationKool & The Gang華やかで盛り上がる雰囲気
Butterfly木村カエラ明るく軽快な雰囲気

6.2.3 新郎新婦退場

ゲストへの感謝の気持ちを伝える、感動的で温かいBGMを選びましょう。

曲名アーティスト雰囲気
中島みゆき感動的で温かい雰囲気
未来予想図ⅡDREAMS COME TRUEしっとりとした感動的な雰囲気
3月9日レミオロメン感謝の気持ちを伝える雰囲気

7. よくある質問

結婚式BGMの著作権に関してよくある質問をまとめました。

7.1 著作権フリー音源はどこで入手できますか?

著作権フリー音源は、以下のサイトなどで入手できます。

  • Audiostock
  • DOVA-SYNDROME
  • Music.jp

これらのサイトでは、無料のものから有料のものまで様々な楽曲が提供されています。利用規約をよく確認して使用しましょう。

7.2 自作の楽曲を使用する場合、著作権の手続きは必要ですか?

自作の楽曲を使用する場合、著作権登録は任意です。登録しなくても著作権は発生します。ただし、著作権侵害があった場合に権利を主張しやすくなるため、登録しておくことをおすすめします。登録は文化庁のウェブサイトで行うことができます。

7.3 YouTubeの音源をBGMとして使用することはできますか?

YouTubeの音源をBGMとして結婚式で使用することは、基本的にできません。たとえ個人がアップロードした動画の音源であっても、著作権者の許諾なしに使用することは著作権侵害にあたります。YouTubeの規約でも、ダウンロードしたコンテンツを許可なく使用することを禁じています。

7.4 JASRACへの楽曲利用申請はどこで行いますか?

JASRACへの楽曲利用の申請は、JASRACのウェブサイト上で行います。「利用申込」というページから、必要な情報を入力して申請を行います。申請には、使用楽曲の情報や使用目的、使用期間などが必要です。

7.5 披露宴でBGMを流す場合、著作権料はどのくらいかかりますか?

披露宴でBGMを流す場合の著作権料は、JASRACの場合、会場の規模や使用楽曲数、使用形態などによって異なります。一般的には、1万円~数万円程度が相場と言われています。正確な金額は、JASRACに直接問い合わせるか、ウェブサイトで料金シミュレーションを行うことで確認できます。

7.6 著作権の手続きをせずにBGMを使用した場合、どうなるのでしょうか?

著作権の手続きをせずにBGMを使用した場合、著作権侵害となり、著作権者から損害賠償請求をされる可能性があります。また、場合によっては刑事罰が科されることもあります。著作権は必ず守り、適切な手続きを行いましょう。

7.7 市販のCDをBGMとして使用することはできますか?

市販のCDをBGMとして使用する場合、私的使用の範囲内であれば問題ありません。しかし、結婚式のような公の場での使用は私的使用にはあたりません。そのため、JASRACなどの著作権管理団体に利用申請を行い、著作権料を支払う必要があります。

7.8 著作権フリーではない音源をBGMとして使用したい場合はどうすれば良いですか?

著作権フリーではない音源をBGMとして使用したい場合は、必ず著作権者(作曲者、作詞者、レコード会社など)に許諾を得る必要があります。許諾を得ずに使用すると、著作権侵害となります。

7.9 生演奏でBGMを依頼する場合、著作権料は発生しますか?

生演奏でBGMを依頼する場合でも、演奏する楽曲が著作権で保護されている場合は、著作権料が発生します。演奏者への依頼費用とは別に、JASRACなどの著作権管理団体に著作権料を支払う必要があります。

7.10 二次会でBGMを使用する場合も、著作権料は必要ですか?

会場の種類著作権料
レストランやカフェなどを貸し切って行う場合必要
自宅などで行う場合不要(私的使用の範囲内)

二次会でBGMを使用する場合、会場の種類によって著作権料の必要性が異なります。レストランやカフェなどを貸し切って行う場合は、結婚式場と同様に公の場とみなされるため、著作権料が必要です。自宅などで行う場合は、私的使用の範囲内とみなされるため、著作権料は不要です。

8. まとめ

結婚式のBGM選びは、著作権に配慮することが重要です。JASRAC登録楽曲を使用する場合は、演奏権・複製権の手続きと利用料の支払いが必須です。著作権フリー音源は費用を抑えられますが、オリジナリティに欠ける可能性も。自作や友人作成の楽曲は基本的に手続き不要ですが、JASRAC管理楽曲を編曲した場合は手続きが必要です。YouTube音源の使用は規約違反となるため避けましょう。シーンに合った選曲で、思い出深い結婚式を演出しましょう。

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